分類4 還付金等詐欺

今回は、振り込め詐欺『4つの手口』の其の4「還付金詐欺」。これは自治体や税務署、年金事務所などの職員を名乗り、医療費や税金などの還付手続があるかのように装ってお金を振り込ませ、騙し取るタイプの詐欺です。

子や孫に成りすます「オレオレ詐欺」に次いで多いのが、この還付金詐欺。実はこの詐欺、『オレオレ詐欺』から『ワタシワタシ詐欺』への記事とも関係性が深い詐欺です。その記事では『電話詐欺、最悪ペースで増加 新手の「娘」「女性職員」に注意を(産経ニュース)』のニュースをリンクでご紹介していますが、最近の還付金詐欺ではニュース記事のように女性による電話が目立ってきており「市役所福祉課の担当ですが・・・」などと女性職員に成りすました電話が日に日に増加しているようです。

ところで用心していても騙される人が後を絶たないのは、その言葉の巧みさだけでなく、女性職員というこれまでにない意外性も手伝っています。優しそうな女性の声で安心させ、公的機関の福祉担当などの肩書に親近感や信頼感をおぼえる心理を悪用しており、警察では「“女性職員”の電話には特に気をつけて」と警戒を呼びかけています。

その流れは以下の通りです。

 

(1)自宅に公的機関を名乗る電話がある

市区町村や年金事務所、税務署の職員を名乗る者からの電話があります。「社会保険事務局総務課」など実在の部署を名乗るため、最初の段階では詐欺との見分けが難しいです。その電話の流れは、例えば・・・
「税金の返還金(医療費の還付金)について以前通知を発送しましたが、ご返信をいただいていないのでご連絡いたしました」
・・・などと、前々から連絡していて、いきなりの電話ではないことをアピールし、信用を誘います。

 

(2)焦らせ、考えさせないように仕組む

その後・・・
「今日中に手続きをしなければ、期限が切れて還付金が受けとれなくなってしまいます」などと、期限が迫っていることを告げて、冷静さを失 わせようと仕組んできます。誰かに相談したりする心の余裕をなくすよう巧みな展開で、今すぐ手続きするよう畳みかけてきます。
※ここでさらに念入りに信用させるために、一旦電話を切り折り返し電話させるケースも報告されています。そのケースでは、焦った被害者からの折り返し電話に対して、役所の担当者と名乗る者が 以後の手続きを案内します。
このパターンで重要なのは、役所の該当する部署の電話番号を調べて、まずはそこに電話して確かめることです。

 

(3)ATMへと誘導される

そして還付金を受け取るためとして・・・
「給付金を振り込むので手続きのために携帯電話とキャッシュカードを持ってATMに行って下さい 」
「 ATMに着いたら操作方法を教えますので電話をしてください 」
などのような指示をされます。
言われたとおりにATMコーナーから電話をかけると、機械の 操作方法を指示され、知らず知らずのうちに振り込みを誘導されてしまい、騙し取られてしまいます。

 

〔還付金詐欺に騙されないためのポイント〕

  • ATMでお金が返ってくることは絶対にありません。
  • 市町村や税務署の職員などがATMでの操作をお願いすることは絶対にありません。
  • 相手の言う電話番号は信用せず、一度電話を切って、タウンページやホームページ、番号案内(104)などで電話番号を確認して、その窓口に問い合わせましょう。
  • コンビニのATMや無人のATMを指定してくることがありますので注意しましょう。

※携帯電話をかけながらATMを操作している高齢者の方を見かけたら一声かけてあげましょう。

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