高齢者の両親・祖父母の心と財産を守る! 振り込め詐欺対策6つのポイント

高齢者の財産を狙う振り込め詐欺は、何とも悪質です。ですが、事実増加傾向にあるため、嘆いてばかりはいられません。具体的な対策を、しっかりおこなうべきです。振り込め詐欺の特徴、そして対策ポイントについて把握しておきましょう。

 

振り込め詐欺被害の状況。近年、被害件数は再び増加傾向

振り込め詐欺は、具体的なデータの上でも大幅に増加していることが窺えます。平成29年度の警視庁発表のデータによると、1月が904件の認知件数であったにもかかわらず、同年の下旬にもなると1,660件にまで増加していたそうです。たった1年で約2倍なわけですから、深刻性が感じられてなりません。また被害額も増えており、1月が21.5億円であったのに対し、同年下旬は30.4億円大きな増加がみられます。また女性の高齢者が被害に遭いやすいという傾向も注意しておくべき点といえるでしょう。

 

振り込め詐欺の手口

振り込め詐欺は、主に以下のような手口が代表的です。電話を使用したものの多さが、特徴的といえるでしょう。

オレオレ詐欺

比較的以前から存在する、高齢者詐欺の代名詞ともいえる手口です。「オレオレ」などと名乗らず電話をかけ、身内などを装ってお金を要求します。親族のピンチを告げられるため、良心的な高齢者は騙されてしまいやすいです。

還付金詐欺

年金の未払い、医療費の還付があるなどと言って、ATMに誘導する手口です。ATMの操作も合わせて教えられますが、このとき伝えられるのは入金の手順です。つまり、巧みに振り込まされてしまうのです。ATMに詳しくない人は、注意するべきでしょう。

年金詐欺

信頼感のある機関である、「日本年金機構」を騙って詐欺を働きます。主には、口座番号や個人情報が聞きだされる形です。

自動音声詐欺

着信履歴に残された番号へかけると、自動音声が再生されるといったタイプです。さらにプッシュ操作などして進めていくと、銀行や警察などを装った詐欺師に繋がり騙されます。ダイヤルプッシュという協力作業が伴うため、騙されてしまいやすいです。

 

振り込め詐欺対策6つのポイント

詐欺対策としては、下記の6点を意識しておきましょう。

自分・自分の親は騙されないという思い込みを捨てる(捨てさせる)

自分の親族、もしくは自分は絶対騙されない、そんな自信は禁物です。詐欺師の手口は巧みで、人間心理をピンポイントに突いてきます。どれだけ自信があっても、注意意識を持つことは欠かせません。

知らない番号の電話は出ないというルール作り

振り込め詐欺は、基本的に知らない番号からいきなり電話がきてやりとりに至ります。そのため、そもそも知らない番号からの電話は出ないというルールがあると、騙される心配が大きく軽減できます。

家族と電話時の合言葉を決めておく

振り込め詐欺の中には、家族を騙って詐欺を働くケースが少なくありません。その点、家族にしか分からない合言葉があると安心です。誕生日や好きな食べ物、その他記念日などが有効でしょう。

振り込め詐欺対策グッズを活用

警察と共同で開発された「あんしんみーちゃん」は、優秀な振り込め詐欺対策グッズとなっています。見た目はかわいらしい普通の人形ですが、電話のたびに自動音声で注意喚起してくれます。普段油断しがちな人でも、電話がくるたびに気を引き締めることができるため、安心です。

会話を録音する

録音した会話は、詐欺の証拠にできます。また詐欺かどうか分からない場合でも、後日家族などに聞いてもらって見極めることも可能です。電話の録音機能を、役立ててみてください。

ATM利用限度額を設定

銀行における手続きをすることで、ATM利用時に、一定額しか入金できないようあらかじめ設定しておくことが可能です。ですが、あくまで被害額を抑える効果しか期待できないので、そこまで強力な対策ともいえません。

 

もし振り込め詐欺にあってしまったら

上記のような対策に注力していても、近年の巧妙化する詐欺は防ぐのがとても困難です。注意していたとしても、実際被害に遭ってしまうことは十分あり得るでしょう。その場合は、一人でもしくは家族内のみで抱え込まず、速やかに警察や金融機関へ相談してください。場合によっては、振り込め詐欺救済法で全額取り戻せる可能性もあります。まずは信用のおける機関に、問い合わせましょう。

 

振り込め詐欺は、残念ながら増加傾向にあります。ですが対策さえしっかりできていれば、被害を未然に食い止めることが可能となります。これらの手口やポイントを参考にして振り込め詐欺の対策をしておきましょう。

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