警察から詐欺に注意してと電話が! でも実はオレオレ詐欺の一種!

多様に存在するオレオレ詐欺の中でも、警察官になりすましたタイプのものは特に注意すべきです。相手が警察であるだけに、冷静な判断がしにくくなるためです。本来なら違和感を抱きそうな展開でも、相手が相手なだけになかなか疑うことができません。手口の特徴や効果的な対策を把握して、騙されないよう防衛しましょう。

 

警察官になりすますオレオレ詐欺の手口

同じ警察官になりすますオレオレ詐欺でも、いくつかの種類があります。どのようなケースがあるのか、チェックしていきましょう。

痴漢・横領などといった犯罪の示談金を請求

警察から電話してくるからには、やはり多く見られるのが犯罪の関わる言い回しです。親族が犯罪をしてしまい、その罪を何とかしたいならお金を払え、という手法です。痴漢や業務上横領をしてしまったから示談金を振り込んだ方が良いといった流れは、中でも多く使われる言い回しになっています。我が子や孫などの将来を守りたいという気持ちから、高齢者はつい振り込みをおこなってしまいがちです。

交通事故など事故の示談金を請求

同じ示談金でも、こちらは交通事故に関するものです。交通事故の場合、もちろん起こしたくて起こしたものでもないでしょう。そのため、高齢者はより不憫に思って示談金のサポートをしてしまいがちかもしれません。相手の命にも関わる状況なので、緊迫感も一層高まることでしょう。

口座が不正使用されている証拠をつかんだという嘘

主に、キャッシュカードの口座が不正利用されていると騙る詐欺になります。親族ではなく高齢者本人のカードに対しておこなう場合も多いので、一般的なオレオレ詐欺とは少し毛色が異なるかもしれません。お金を奪う流れとしては、「口座が不正利用されているからカード番号と暗証番号を教えなさい」などと指示する形です。またその他、じかにキャッシュカードを受け取りに来るというケースも増えてきているようです。

詐欺の注意喚起をよそおう

複数人でおこなわれる詐欺は、より見抜くのが難しく感じられることでしょう。一旦、詐欺師役がありがちな振り込め詐欺の電話をかけ、そのあとに警察役が電話をかけて「先ほどの電話は信頼できる正当な業者である」と偽って信憑性を持たせる流れが多くみられます。仮に最初の電話が怪しくても、警察のお墨付きが伴うので、信用してしまいがちです。

だまされた振り作戦への協力を促す

近年、オレオレ詐欺の増加傾向に伴い、警察では「だまされた振り作戦」なるキャンペーンを展開しています。これは警察指導のもと、オレオレ詐欺にあえて騙されるふりをして犯人検挙に繋げるといったものです。ですが、オレオレ詐欺の中にはこの作戦を逆手にとったようなものも存在するようで、油断なりません。警察を騙る犯人が、「だまされた振り作戦だからこのあとくるオレオレ詐欺の電話にあえて騙されて欲しい」と連絡してきます。ですがそれは嘘の作戦依頼であるため、高齢者はただお金を奪われるだけになってしまいます。警察への信頼感を悪用した、悪質な手口といえます。

 

警察官になりすます詐欺の対策

詐欺の中でも、警察になりすましたオレオレ詐欺はたちが悪いです。騙されないよう、効果的な対策を心得ておくことが大切です。

一度電話を切って警察署に電話をして確認

警察を名乗る人物から電話がかかってきたからといって、話をそのまま鵜呑みにするのは危険です。何らかの口実をつけて一度電話を切り、まずは冷静になることが大切です。そして、警察署へ確認の連絡を入れましょう。仮に警察からの電話というものが本物の警察によるものであっても、何ら失礼でもありません。堂々と、確認すると良いでしょう。また、オレオレ詐欺などの振り込め詐欺専用の、振り込め詐欺等被害防止コールセンターに電話するのも有効です。

直接会った際は身分証明書を確認

前述でも少し触れていますが、近年の詐欺には直接キャッシュカードなどを回収しにくるタイプも見られます。ですがこの際、すぐにキャッシュカード等を手渡すのではなく、一度身分証明書の提示をお願いしましょう。本物の警察であれば、警察証を持ち歩いているに違いありません。確認できなければ、安易にキャッシュカード等を渡すべきではありません。

キャッシュカードは誰であっても渡さないというルール作り

そもそも、銀行口座の不正利用があったとしても、本物の警察がキャッシュカードを渡すよう指示することは基本的にありません。そのため、第一にキャッシュカードを渡せと要求してくる電話という時点で、大いに怪しむべきです。キャッシュカードは誰であっても渡さないというルール作りができていると、その点安心です。

レターパック、宅配便で現金送らないというルール作り

オレオレ詐欺の中には、お金の受け渡し方法にレターパックや宅配便を指定してくるケースもあります。ですが、警察がこのような方法を指示することはまずありません。キャッシュカードの受け渡し同様、指示があった時点で警戒しましょう。そもそも現金の送付には対応しないという、ルールを作っておくと良いでしょう。

振り込め詐欺対策グッズを活用

悪質な振り込め詐欺増加の傾向から、対策グッズも多く登場してきています。中でもおしゃべり人形型の「あんしんみーちゃん」は、電話の着信に反応して音声で注意喚起してくれる優れものとなっています。警察が共同で開発した製品でもあるだけに、大きな安心を感じられるでしょう。

会話を録音する

会話を録音できていれば、相手が本物の警察なのか詐欺師なのか見極めがつかない場合でも対処しやすくなります。警察に提出すればすぐに真偽が確かめられますし、また訴訟の際の証拠としても有効でしょう。

詳しい振り込め詐欺対策はこちら

 

稼ぎのために、詐欺師は手段を選びません。公的な機関である警察の人間を騙るケースも、ゆうに存在します。上記を参考に「警察官になりすますオレオレ詐欺」の手口を把握して、有効な対策をとりましょう。

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