録音する、電話に出ない……オレオレ詐欺を回避する14の基本対策

オレオレ詐欺は、広く注意喚起がされているにもかかわらず、いまだ減少傾向のみられない深刻な問題です。ですが、家庭それぞれで対策をおこなうことで、被害を未然に防ぐことも可能です。特に有効といえる、14の対策について特集しました。高齢者本人、そしてその家族で共有して、詐欺被害を食い止めましょう。

 

オレオレ詐欺を回避する14の基本対策

オレオレ詐欺は、基本的に電話を介する手口が一般的です。おすすめの14の基本対策について、把握しておいてください。

騙されないという思い込みを捨てる

地域やメディアなどで、オレオレ詐欺は広く注意が促されています。ですが、実際被害に遭ったことのない人は、どこか他人事のように思っているかもしれません。自分は騙されない、被害に遭ってもお金を取られないといった思い込みは捨てて、万が一の事態への心構えをしておきましょう。

家族とコミュニケーションを密にとる

被害に遭っている高齢者においては、一人暮らしをしている人が少なくありません。注意喚起が届きにくい、気軽に相談できない、さみしさから怪しい相手にでも親切に対応してしまうといった理由が重なり、騙されやすいのです。家族は、できるだけ密にコミュニケーションをとるよう心がけてください。

家族と合言葉を決めておく

オレオレ詐欺には、親族であると偽ってお金を奪う手口が多くみられます。ですが、家族しか分からない合言葉を決めておけば、偽者に騙される心配は抑えられます。

合言葉以外の本人確認方法も決めておく

合言葉も有効ですが、これだけでは偶然当たってしまうという可能性も否定できません。また事前に下調べされている場合、誕生日や出身校などは知られている可能性もでてきます。合言葉以外の確認方法も決めておけると、より対策として効果的でしょう。

ATM利用限度額を引き下げる

オレオレ詐欺では、ATM振り込みを利用したお金の受け取りが多くみられます。ATM利用限度額をあらかじめ低く設定していると、万が一振り込んでしまっても被害額を最小限に抑えられます。

知らない番号の電話は出ずに留守番電話を活用

詐欺師からの電話は、基本的に知らない番号からかかってきます。そのため、知らない番号からの着信はそもそも出ないというルールを決めておくと良いでしょう。留守番電話を活用すれば、安全な電話の場合への対応もできます。

会話は録音

詐欺師の通話内容は、有力な証拠となります。警察に提出することで、犯人逮捕、さらにはお金を取り戻すための足がかりにもなるかもしれません。怪しい電話は、録音しておくと良いでしょう。

受信した電話番号を調べる

知らない番号から着信があったら、ネットで調べてみてください。詐欺に使われている番号は、すでにネット上で話題になっていることも考えられます。

いったん電話を切ってかけなおす

相手の指示のまま話を続けると、怪しむ間もなくお金を奪われてしまうかもしれません。一旦電話を切ったのちに、気持ちを落ち着かせてから再度かけると対応しやすくなります。警察などの公的機関を名乗る人物からの電話であれば、警察署などの番号を調べてかけなおすよう注意すると良いでしょう。

少しでも怪しいと思ったら110番、もしくは#9110番

間違っていてもかまいません。怪しいと感じたら、まずは110番、もしくは#9110番に連絡しましょう。後者#9110番は、生活の安全や悩み事に関する相談専用の短縮番号となっています。番号は違いますが、同じく警察に繋がるので安心してください。

キャッシュカードは家族にしか渡さない

オレオレ詐欺の中には、巧みに高齢者を誘い出してじかにキャッシュカードを奪う手口も見られます。普通なら考えにくい展開ですが、相手が警察や銀行職員を名乗る場合、怪しみにくくなります。とはいえ、警察などがキャッシュカードを受け取りに来るようなことは基本的にあり得ません。家族以外には、渡さないよう決めておきましょう。

時間を指定した振り込み請求は応じない

オレオレ詐欺には、指定した時間通りに振り込んで欲しいなどと要求する手口が存在します。ですが、仮に買い物や公的な支払いで本当に振り込みが必要な場合でも、時間まで細かく指定してくるようなことはほとんどありません。時間を指定する相手は、無条件に怪しむべきでしょう。

振り込め詐欺対策グッズを活用

「あんしんみーちゃん」という、振り込め詐欺対策グッズがあります。これは電話が鳴るたび、振り込め詐欺に注意しましょうといった内容の注意喚起をおこなってくれる人形型グッズです。かわいらしい見た目でありながら、警察が共同で開発した大まじめな対策グッズとなっています。進んで、活用してみてください。

オレオレ詐欺のチェックシートを作成

上記までの対策ポイントを書いた、チェックシートを用意すると効果的です。着信のたびに確認することで、犯罪被害を予防することに繋げられます。

 

警察もさまざまなオレオレ詐欺対策をしている

オレオレ詐欺の増加は、もちろん警察側も危険視しています。以下が、代表的なものとなります。こうした取り組みをしっておけると、安心感が感じられます。

金融機関への呼びかけ

高齢者を狙った詐欺の多くは、金融機関を通して振り込ませる手口をとっています。そのため金融機関には、慌てた雰囲気でATM操作をしている高齢者には声かけをおこなうよう呼びかけがされています。

集中架電作戦

犯行使用電話に対して、集中的に警告メッセージを流すという作戦です。繰り返し警告が続けられるので、犯人への精神的ダメージや電話利用抑止に繋げられます。

無料で留守番機能付き電話を貸し出し

前述の通り、知らない番号からの着信には、出ないのが得策です。そのため、無料で留守番電話機能付き電話を貸し出すという取り組みもおこなわれています。ただこれは一部の警察署のみであるため、かならず貸してもらえるわけではないので注意しましょう。

振り込め詐欺救済法の施行

振り込め詐欺に遭って実際振り込んでしまったとしても、犯行口座に金額が残っている場合に限り、取り戻せるという法律が施行されました。それが、平成20年6月21日に施行された、振り込め詐欺救済法です。振り込んだ時点で諦めなければならないわけでもないため、希望が高まる法整備といえるでしょう。

 

もしもオレオレ詐欺にあってしまったら警察と金融機関に連絡

振り込め詐欺救済法を利用する場合を踏まえ、オレオレ詐欺に遭った場合まずおこなうべきは、速やかに警察と金融機関に連絡するということです。適切な対策やそのための手順を教えてもらえるので、被害を食い止めることに繋げられます。

 

 

増加するオレオレ詐欺から安全を守るには、まず高齢者本人や家族それぞれで対策を行うことが欠かせません。上記を参考に、オレオレ詐欺対策をしてください。警察では防止のための取り組みに力を注いでいるので、ゆくゆくは安全な日々も訪れることでしょう。

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