いったいいくら⁉ 不動産、動産、債券……親の財産を調べる方法


何らかの理由で親の財産を調べておきたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。親の財産を調べておくことで得られるメリットはたくさんあります。しかし、親の財産を調べるためにはどうすればいいのでしょうか。全部でどれくらいの財産があるのかを、本当に調べることはできるのかといった疑問を持っている方もいるはずです。ここでは親の財産を調べる方法や調べておいたほうが良い理由などについてご説明したいと思います。

 

親の財産を調べておいたほうが良い理由

では、そもそもいったいどうして親の財産を調べておいたほうが良いとされているのでしょうか。ここではその理由について3つご紹介します。

財産を正当に相続できない可能性があるため

親の財産がいくらあるのかを調べておかないと正当に遺産を相続できない可能性が出てきます。自分だけが親の資産、財産について知らされていないということも考えられますし、そうなるといざ両親が亡くなったときに正当な相続ができない可能性があるのです。

相続人同士で揉める可能性があるため

遺産相続を行うにあたって、親族間で揉めごとが起きてしまうというのはよくある話です。中でも、親の財産を調べていなかったためにもめてしまうということも、実際少なくありません。親の形見を兄弟が欲しいと言ったため渡したものの、その後に、実は莫大な価値のあるもので、兄弟は前もって、生前にその価値について知らされていた、などといった特殊なトラブルのケースもあります。遺産相続でトラブルにならないためにも親の財産を調べておく必要があるのです。

相続税を把握できないため

遺産相続と切っても切れない関係にあるのが相続税です。遺産を相続したら相続税を支払う必要があるのですが、その金額がいくらになるか把握せぬまま相続してしまうと大変なことになってしまうこともあります。こうしたことを回避し相続税の額を把握するためにも親の財産は調べておきましょう。

 

そもそも財産とは何か?

財産と聞くと預貯金を真っ先に思い浮かべる方が多いと思いますが、財産にはさまざまなものが含まれています。ここでは財産の種類についてご説明しましょう。

借金

借金が財産になるの?と驚いた方もおられるかもしれませんが、借金も財産です。親からの遺産、財産を相続するということは借金も一緒に相続するということになりますから注意が必要です。うちの親に借金などないはず、と思っていてもいざ亡くなってみると莫大な借金があった、というケースもありますから注意しなくてはなりません。このような事態に陥らないためにも事前に借金を調べておく必要があります。

不動産

不動産も当然財産になります。土地や建物といった不動産を遺産として遺されるケースは少なくありません。不動産をそのまま現物分割で相続することもあれば、換価分割といって現金に換えてから相続するようなケースもあります。

債権

債権も財産の一種と言えるでしょう。一口に債権と言ってもさまざまなものがありますが、どのような債権であれ遺産として相続することは珍しくありません。

 

親の財産を調べる方法

ここからは実際にどのようにして親の財産を調べるのかについてお伝えします。

借金

借金を調べる方法はそれほど難しくありません。借金を調べるときには信用情報機関に照会することで金額を知ることができます。信用情報機関には全国銀行協会やCIC、JICCなどがあり、オンラインや郵送で情報開示の申し込みができます。自分の身分証明書はもちろん、故人との関係を示す書類も必要となりますから覚えておきましょう。直接信用情報機関の支店などに足を運んで情報開示してもらう方法もありますし、書類を送付してもらう方法もありますからどちらかの方法で依頼してください。

不動産

不動産は法務局に行けば登記情報を調べることができます。土地や建物といった不動産は登記をしないと自分の所有しているものであると主張できませんから、不動産を所有しているのなら法務局に登記をしているはずです。登記済権利書や登記識別情報、固定資産税の課税通知書、登記簿謄本、名寄帳、固定資産評価証明書といった書類も必要になります。

債権

預貯金や有価証券といった債権の場合だと金融機関の支店で調べることができます。預貯金を調べるのなら銀行の支店に足を運び、預金残高証明書を発行してもらうことで金額を把握できるでしょう。

 

 

親の財産を調べておかないといざ遺産相続となったときに困ったことになることも多々あります。たとえば、いくらかの預貯金があることが分かり喜んで相続したものの、実は借金がそれ以上の額で存在したことが後々発覚するというケースも考えられます。財産を把握できていないことによっては、こういったケースも起こり得ますから、遺産相続の日がやってくる前までに親の財産をきちんと把握しておくことは大切と言えるでしょう。

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