熊本・高森署が振り込め詐欺防止を4コマ漫画で。元漫画家助手の職員が作画。

振り込め詐欺の被害を防ごうと、高森署は地域住民に注意を呼び掛ける4こま漫画を作製した。被害に遭いかけた住民の事例を基にして、かつて人気漫画家のアシスタントを務めた職員が絵を担当。署は「身近な危険を知ってほしい」と呼び掛けている。

タイトルは「本当にあったおぜぇ~(怖い)話」。その怖い話は、9月にさかのぼる-。南阿蘇村の50代男性のスマートフォンに「未払い金の請求」というメールが届いた。画面に記載の番号に電話をかけると、男の声で複数のコンビニエンスストアでプリペイドカードを買うよう指示された。支払わなければ裁判を起こすと迫る相手。近くに何軒もコンビニがないため男性は面倒になり「もう裁判してください」と開き直ると、相手が態度を急変したため、「おかしい」と気付いたという。

署は、防犯対策として高齢者にも分かりやすい漫画を作ろうと企画した。育休中の署員に代わり7月から勤務している臨時職員の青井美香さん(48)に漫画家のアシスタント経験があることから、白羽の矢が立った。こま割りや方言交じりのせりふの案を署員が出し合い、作品を仕上げた。

漫画を載せたチラシは仮設住宅などで配布した。平木強史副署長は「詐欺はいつ身に降りかかるか分からない。被害に遭わないよう役立ててほしい」と話した。

<西日本新聞朝刊20171018日>

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