高齢者の被害も続出! 未公開株詐欺の手口と対策

未公開株詐欺
未公開株とは文字通り公開されていない株を指します。この未公開株を使った詐欺は以前から存在するのですが、現在でも未公開株詐欺の被害に遭ってしまう方は少なくありません。そこで、今回は未公開株詐欺の手口や対策、詐欺に遭ってしまったときの対処法などについてご紹介します。ぜひ目を通してください。

 

未公開株詐欺の概要と被害状況

未公開株詐欺とは、上場予定の株があり上場すると株価が倍以上になる、といった上手い話で株を売りつけるという詐欺です。実際には株が上場されることはなく、そもそも会社自体が存在しないということもあります。個人投資家だと未公開株を手に入れる機会などほぼありませんから、ついこのようなうまい話に引っかかってしまうケースが多いのです。

こうした未公開株詐欺の被害は多く、2017年にも200件以上の相談が国民生活センターなどに寄せられています。ひと昔前に比べると少なくはなっているものの、未だに被害に遭ってしまう方が多い詐欺であることは事実ですから、注意しなくてはなりません。

 

未公開株詐欺の手口・種類編

ここでは実際に未公開株詐欺の手口を種類別にご紹介します。

 

劇場型

劇場型とは複数の人物がグループになってターゲットを騙すという手口です。未公開株詐欺だけでなく、オレオレ詐欺や振り込め詐欺などで用いられることも多く、現代における詐欺の主流と言っても過言ではないでしょう。複数の人物や機関が登場することで、信憑性があるように見えてきてしまうという特徴があります。

被害回復型

これも比較的多い手口ではないでしょうか。詐欺の被害などに遭ったターゲットを再び騙すあくどい手口で、「詐欺の被害を回復するためにも」といった謳い文句で未公開株の話を持ち掛けてきます。すでに未公開株詐欺の被害に遭っている人にもお金を取り戻すと持ち掛け、保証料などの名目でお金を奪おうとすることがあります。

名義貸し型詐欺

未公開株をあなたの名義で購入してほしいと持ち掛け、後からあなたは名義貸しという犯罪に加担したと脅迫してお金を奪おうとする手口です。こうした名義貸し型詐欺も多いですから注意しなくてはなりません。

公的機関職員救済型

公的機関の職員を装った詐欺師による手口です。未公開株詐欺が横行していると注意喚起し信頼を得てから詐欺にかけようとする酷い手口です。

 

直接人が訪ねてくるような手口もありますが、電話で詐欺にかけようとするケースも多いため、気を付けてください。

 

未公開株詐欺対策

ここでは未公開株対策についてご紹介します。

 

公募増資で相手の状況を確認

未公開株を販売できる人は限られていますので、実際に株式の公募が行われているのかを調べることで詐欺被害を回避することが可能です。新しく株を発行するときには公募増資をするため、その会社で実際に公募増資が行われているのかなどを確認しましょう。

グリーンシート銘柄が実在するか確認

グリーンシート銘柄以外の未公開株の勧誘は、原則禁止されています。詐欺師によってはグリーンシート銘柄だと堂々と偽るようなケースもありますから、本当かどうかを確認することで詐欺を見抜く材料になるでしょう。

会社名や住所などが実在しているか確認

未公開株詐欺は知人などを経由して行われることもあり、被害に遭った方の中には購入した株の発行元企業の名前すら知らないという方もいます。このような状況は大変危険と言えるでしょう。投資する先の情報は、しっかり把握しておくことが大切です。詐欺の場合、会社自体が実在していないというケースもあり得ます。

必ず株価が上がるという宣伝をしていないか確認

必ず株価が上がるということは絶対に断言できません。株価は上がることもあれば下がることもありますから、このような宣伝をしている場合には詐欺を疑ったほうが良いでしょう。

未公開株に譲渡制限がないか確認

未公開株には譲渡制限がかかっているケースが多いですし、制限がかかっている株だと会社に承認してもらわなくてはなりません。それもせずに正式に所有することはできませんから注意してください。

未公開株詐欺にあったら

実際にこうした未公開株詐欺の被害に遭ってしまった場合は、一体どうするべきなのでしょうか。詐欺の被害に遭ってまずすることは警察への相談です。また、国民生活センターや弁護士、日本証券業協会などに連絡して相談するのも良いでしょう。警察へも相談せず泣き寝入りしてしまうとさらに詐欺の被害が広がってしまう恐れがあるため、それを回避するためにも必ず警察へは相談してください。各都道府県警察本部の相談窓口も公開されていますので、そちらに連絡するのも良いかもしれません。

 

 

未公開株詐欺は未だに多い詐欺ですし、あっさり騙されてしまうような方も少なくありません。詐欺の被害に遭わないよう十分注意してください。うまい話には必ず何か裏があると疑うべきです。特に、「絶対儲かる」「値上がりする」といった情報は鵜呑みにしないほうが良いでしょう。相場の世界に絶対という考え方はありません。また、自分だけは騙されないと思わず、自分もいつ騙されるか分からないという危機意識を常に持っておくことも、詐欺から身を守るためには必要です。

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