高齢者の財産をあっという間に奪うリフォーム詐欺とは?

リフォーム
多様化を見せている高齢者詐欺ですが、リフォーム詐欺という特徴的な名前のものも近年注目を集めています。いったい、どのような特徴があるのでしょうか。また、どういった対策をすればリフォーム詐欺の被害を防ぐことができるのでしょうか。高齢者が財産を守る上で覚えておくべきポイントについて、ご紹介します。

 

リフォーム詐欺の概要と被害状況

リフォーム詐欺は、その名の通り家のリフォームサービスに焦点を当てた詐欺となっています。具体的な例を挙げると、点検によって老朽化が発覚したので高額な工事が必要だと言われた、塗装を依頼したが面積を水増しされて高額になった、勝手に屋根の補修をされて強引に費用を要求された、といった被害があります。専門分野なので素人による見極めは難しく、毎年多くの相談が寄せられているのが現状です。相談件数としては、2012年が6,496件、2013年が特に多い7,298件、2014年6,871件、2015年6,767件、2016年6,593件といった具合。注意喚起はされているものの、状況の改善はなかなか難しいようで、ほぼ横ばいといった傾向になっています。

 

特に悪質な事例として、電話を使った手口が挙げられます。台風や地震後のタイミングで連絡をしてきて、家の補修を提案するといったものです。少しでも興味のあるそぶりをみせると、追加発注まで次々提案してくるので気をつけましょう。さらに、料金の振込みだけおこなわせて一切工事はしないといった、あからさまな詐欺も少なくありません。電話を介しているだけに、対策の手立ても見出しにくく、何とも困らされてしまいます。

 

リフォーム詐欺が流行っている要因

上記のデータからみても分かる通り、リフォーム詐欺は近年流行の詐欺手法ともいえます。数ある詐欺の中でもこの方法が注目されているのには、もちろん理由があります。主に以下のような背景です。

 

相場がわからない人が多い

リフォームは、そうたびたびおこなうものでもないでしょう。そのため、相場について詳しいという人はあまりいないはず。それだけに、突出した高額料金を提案されても、それが詐欺であるとなかなか気づくことができません。つまり、リフォーム詐欺はバレにくく引っ掛けやすいのです。

 

工事の良し悪しを判断しにくい

同じく、リフォームに関する知識の少なさから仕上がりのでき栄えを判断しにくいということも理由に挙げられます。詐欺師がおこなう作業なわけですから、やはりクオリティは期待できません。ですが、それでもなお知識がない消費者はある程度騙せてしまいます。この点も、リフォーム詐欺が横行している理由のひとつに挙げられるでしょう。

 

リフォーム詐欺の手口

上記のような危険性が伴うリフォーム詐欺ですが、あらかじめ手口の特徴を把握しておくことで、ある程度未然に疑いを持つことも可能です。よくみられがちな手口の傾向について把握しておきましょう。

 

不安を煽る

リフォームは、模様替えのような意味合いだけでもありません。亀裂や傾きなどの補修もまた、そのひとつに数えられます。そのため、家の状態の不備を指摘して、不安を煽るといった手口が多くみられます。とはいえ、ほとんどは嘘の見立てであるため、あからさまな詐欺だと言えるでしょう。しかし本当に不安な場合は、正規の業者に依頼することがベストです。

 

格安をアピールしてくる

リフォームといえば、決して安価なものでもありません。それこそ、数十万、数百万に上るケースもざらにあります。そんな中で、格安や割引キャンペーンなどをアピールしてくるような手法には気をつけてください。お得さゆえに、つい任せたくなりますが、詐欺の可能性も疑うべきです。

 

少額の契約からスタートする

高額サービスであるという理由から、少額契約からスタートさせる手口にも要注意。少額であれば、ある程度こちらの抵抗は和らぎます。しかし、以降徐々に契約をグレードアップさせられる恐れがあることを念頭においてください。その結果、大きな出費へと繋げられてしまいます。

 

考える猶予を与えない

リフォーム詐欺師である以前に、相手は詐欺に長けた犯罪者です。そのため、罠にはめるやり口を大いに把握しています。流れるように話を進めて、考える猶予を与えないという手法は、代表的なやり口のひとつでしょう。あまりに急ぎ足で話を進められるようなら、気をつけた方が良いかもしれません。

 

リフォーム詐欺対策

上記のような手口で騙そうとしてくるリフォーム詐欺ですが、どのような対策が効果的なのでしょうか。費用が比較的高いので、被害も大きくなりやすいです。しっかりとした対策が欠かせません。

 

すぐに契約しない

考える猶予を与えないような手法で説明されても、その場での契約は避けましょう。一旦呼吸を整えてから考え直すことで、提案が怪しいものでないかどうか、見極めることができます。業者が実在するかどうか調べたり、家族や専門機関に相談したりする時間を確保する上でも、有効です。

 

適正価格を調べる

一般人にとって、リフォームの相場は決して広く知られたものでもないでしょう。そのため、契約前にネットや正規業者を通じて適正価格を調べるというのも有効です。相場に見合っているかどうか、提案された額と照らし合わせてみてください。

 

施工会社やその代表者の評判をリサーチする

ネット社会と呼ばれる昨今、ウェブ上にはさまざまな情報が上げられています。リフォームの情報も、多くの場合特集されています。会社そのものはもちろん、代表者の評判なども調べてみましょう。詐欺業者であれば、過去の被害者がすでに事例を挙げているという可能性も考えられます。

 

相見積もりをとる

ネットなどで相場を調べるのも有効ですが、より確実な方法もあります。それは、相見積もりです。これは、複数業者にリフォーム見積もりを依頼して、提案価格を比較できる見積もり方法です。怪しい業者の見積価格が、高過ぎないかどうかを正確に確かめられます。

 

 

リフォーム詐欺は、騙されてしまうと多大な被害を受けてしまうことも考えられます。かといって、被害防止が難しいというのもまた事実です。上記の手口や対策の情報を参考に、効果的なリフォーム詐欺対策をしましょう。

あわせて読みたい