フィッシングにスキミング! クレジットカード詐欺の手口と対策

スキミング
クレジットカードは便利な存在である一方、手軽に高額の支払いができてしまうことから、詐欺の対象としても使われやすいため注意が必要です。事実、クレジットカード詐欺は広く横行しており、適切な管理や注意が欠かせません。このページでは、実際にどれくらいの被害が起こっているのか、またどういった手口に注意すべきかなどを特集しています。ぜひ被害対策に役立ててください。

 

クレジットカード詐欺の被害状況

クレジットカード詐欺は、近年増加傾向にあります。かつては偽造カードによる手法が一般的でしたが、平成13年の法改正に伴い、偽造の件数は大きく減少しました。ですが、その変わりに増加したのが、番号盗用による犯罪です。偽造よりもハードルが低く、また発覚する可能性も抑えられるため、一気に規模が拡大していったのです。

 

具体的な数としては、平成24年の被害額が68.1億円であったにもかかわらず、平成27年には120億円と、倍近い数字にまで膨れ上がってしまっています。その理由は、番号盗用の手法が広まったこと、そしてもうひとつ、インターネットの普及が挙げられるでしょう。現に、クレジットカードの番号を盗んで現金化する際に方法は、その多くがネットショッピングにより購入した商品の換金となっています。インターネットは、今後ますますあって当たり前の存在になっていくであるため、より一層の注意が欠かせません。

 

クレジットカード詐欺の手口

一口にクレジットカード詐欺といっても、その手法はさまざまです。クレジットカードがあらゆる面で重宝できるカードであるだけに、悪用の仕方も多岐に渡るのです。ここでは、代表的な手口を、ご紹介しましょう。

 

現金化詐欺

いわゆる、クレジットカード現金化サービスを装った詐欺です。クレジットカード現金化自体は合法の範疇でおこなわれているサービスですが、中にはそれを利用して詐欺を働くところもあります。主に、相場と異なる還元率を設定している、あとから不正に手数料を要求する、また自社商品を買わせるだけ買わせて現金を渡さないといった手口です。信頼のおけるサービスを見極めることが欠かせません。

 

フィッシング詐欺

信頼のおける社名を騙り、詐欺サイトに引き込むようなメールを送りつける手法です。カード会社や銀行を名乗り、ログインIDやパスワード、そしてクレジットカード番号などを要求してきます。もちろんこれらは、ただただ詐欺で儲けを出すための文言に他なりません。特にセキュリティの低い「http://」から始まる入力ページへ案内されたときには要注意。知らないアドレスから送られてきたメールのURLは容易にクリックしないよう、念を押しておきましょう。

 

クローン詐欺

これは、スキミングによってカード情報を読み取り、クローンのクレジットカードを作る手口です。スキミングマシーンは本物と見分けがつきにくいため、怪しい雰囲気を感じたらまず決済すべきでありません。また悪質な場合は、店舗の監視カメラで番号を確認して悪用するケースなどもあるようです。高齢者がひとりで買い物する場合などには、気をつけなくてはなりません。

 

インターネットショッピングでの詐欺

インターネット全盛ともいえる現代において、特に注意が必要といえるでしょう。偽のインターネットショッピング上で、詐欺を働くといったものです。クレジットカード決済をおこなったにもかかわらず、一向に商品が手元に届かない、そんなときは情報だけ奪い取られているケースも考えられます。特に日本語表記がおかしい、レイアウトが乱れている、企業概要が不審といったショッピングサイトは、避けるようにしましょう。

 

クレジットマスター詐欺

これについては、防ぐ方法が存在しないという、何とも不安を煽る事例となっています。この詐欺では、クレジットカードに一切接触することがありません。コンピュータープログラムをもちいて、ランダムに番号を割り出して不正をおこなうといったものです。防ぎようがないので、被害に遭ってからいかにスムーズに対処できるかが勝負となってくるでしょう。

 

コンピューターウイルス詐欺

コンピューターウイルスに感染していると、安全なショッピングサイトを訪れたとしても、詐欺に遭う可能性があります。ウイルスによって、偽サイトに誘い出され、巧みにクレジットカード情報を盗み取られてしまいます。定期的なウイルス診断や対策ソフトの活用が欠かせません。

 

出会い系サイトのポイント詐欺

出会い系サイトでは、ポイントを購入したサービスを利用するのが一般的です。好みの異性と仲良くなれそう、あと一歩で進展しそう、そんなときは自制が利かなくなって購入し過ぎてしまいがちです。クレジットカード決済のし過ぎに、気をつけなくてはなりません。また、相手の異性は実在しないサクラである可能性も考えられます。これもまたひとつの詐欺なので、注意してください。

 

クレジットカード詐欺対策

クレジットマスターは例外ですが、その他についてはクレジットカード情報さえ守れていれば未然に防ぐことが可能です。以下のような意識のもと、番号盗用に注意しておきましょう。

 

ジムや温泉、サウナでクレジットカードを置きっぱなしにしない

何かとトラブルに遭いやすい環境として、ジム・温泉・サウナなどが挙げられます。リラックスできる場ではつい気が抜けてしまいがちですし、服を脱いだり着替えたりするので、貴重品を手放す回数も多いでしょう。貴重品用のロッカーやフロントなどを利用し、誰にでも手が届くところに財布やカードケースを置きっぱなしにしないよう、心がけておくべきです。

 

SSL化されていないサイトは使用しない

SSL化とは、暗号化通信のことです。これは、インターネット上でクレジットカード決済をおこなうときに役立ちます。このシステムが導入されたページでは、暗号化によってカード情報が守られます。

前述のフィッシング詐欺の説明で、「http://」から始まる決済ページに注意すべきとご紹介していますが、これもこのURLから始まるサイトが、SSL化されていない証拠であるためです。SSL化の証である「https://」から始まるページなら、セキュリティ面で安全なサイトであると言えるでしょう。

 

 

クレジットカード詐欺にあってしまったら

クレジットカード詐欺に遭ったら、速やかに専門機関に相談しましょう。たとえば、警察が代表的です。クレジットカード詐欺は事例の多い犯罪なので、スピーディな対応に期待できるでしょう。またインターネット経由なら、都道府県警察サイバー犯罪相談窓口が心強いです。また、警察への相談を躊躇してしまうといった場合には、消費者生活センターも頼りになります。クレジットカード詐欺に詳しい相談員に対応してもらえるので、安心です。

 

 

手軽に買い物や支払いに役立てられるクレジットカードですが、ひとたび詐欺に巻き込まれると、大きな損失にも発展しかねません。手口も多岐に渡るので、注意が必要です。どういったシーンで注意すべきか、また万が一のときの対応などを覚えておいて、クレジットカード詐欺対策をしておきましょう。

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